今季の仕込み終了のお知らせ

当蔵では3月6日に甑倒しを迎え、今季の仕込みが無事に完了致しました。蔵から出ていた蒸米の蒸気も見納めとなります。

「甑倒し」とは、仕込みを終了し、そのシーズンの米を蒸さなくなることをいいます。
酒造りの原料米を蒸す蒸籠(写真右)、甑(こしき)が仕込みを終了したことで不要となり、横に倒して洗うことから「甑倒し」と呼ばれるようになりました。
当蔵では「醸造の祖神 松尾大社」に感謝し、神棚へ酒・野菜・魚等をお供えし従業員全員で参拝します。杜氏をはじめ、蔵人がやっと一息つけるのはこの時期ですが、もろみの管理はこれからも続きます。気を抜かず、皆様に喜んでいただける酒造りを行なって参ります。