という商標は珍しい。全国でも類似のものは見当たらない。木の字の右にタテ棒をつけてボーキと呼ぶ字は、もちろん漢字にもない独特のもので、世間ではどういうわけか漢字のひとつとして呼んでいる。これについては諸説紛々、いろいろな言い伝えがある。
佐藤家の本家(屋号木村屋)から初めて分家した一号店であるとか、初めは八百屋木村屋といったので、天びん棒の意味だという伝説もある。また、本家木村屋から分家したので を使っていたが、長い間使っているうちに、 の焼き印の横棒がとれてしまったとか、更に天井に横棒は邪魔だといって取っ払ったという言い伝えもある。いずれにしても、古い佐藤(株)の”神話”といえよう。佐藤(株)ではありふれた屋号だが、 がつくと世間に類例のない商標となる。
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